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今年の米価

冷え込みが厳しく、雪の降る大潟村です。

先週から一気に本来の冬景色になりましたが、すぐに緩みそうです。
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気温が上がったり下がったりして春に向かうのでしょうが、寒暖差が激しいですね。

室内は暖房で乾燥が進みますので、ノドを痛めないように注意しましょう。











先週、農林水産省を訪問し意見交換をしてきましたが、令和2年産米の米価はどうなるのか

一番心配なところです。

これから作付け計画が決まり、その結果を見ないと何ともいえないのでしょうが、今現在の

主食用米消費が落ち込んできており、このままの状況だと民間在庫が積み上がる可能性がある

という認識では一致しました。

そうならないように、備蓄米の買い入れ入札を行っているようですが、業界新聞等では「13,880円」

という昨年と同等破格な値段が付いています。

税込みで14,990円ほどですので、多収穫米での契約をすると所得が計算できます。

備蓄米価格が毎年同じ価格だといいのですが、それはそのときの情勢によって決めるようです。

今年も政府は需給引き締めのために、全国備蓄米入札への誘導をはかっていくようです。

米の価格は誰もわからないのですが、価格下落リスクに農家がさらされているのは確かです。










備蓄米は、売り渡し数量と価格が決まっているので、究極の事前契約だと思います。

さらに、米先物取引も同じように数量と価格が決まっているので「これも事前契約の一つですよね」

と質問をしたところ、「その通りです」と返事が返ってきました。

農林水産省内の米先物取引部署の方ではなかったのですが、事前契約となるので農家の所得確定に

十分寄与する取引だと理解しました。

今日これから大阪堂島商品取引所の岡本理事長をお会いするのですが、大きな動きがあるかもしれません。

なかなか農協界には米先物取引が浸透していません。

それは、JA中央会が理解を示さないためであり、農協の米流通勢力維持のために考えているとしか

思えません。

農家の所得確保、所得向上の一つとして理解し、正確な情報を提供し農家が経営判断すれば良いと

思うのですが、まだまだ一筋縄ではいきません。

米先物取引は、米を換金できる市場でもあり、米の一時待避場所としての機能も持っています。

天候に左右される農業は、自らリスク分散する必要がありますので、勉強してみましょう。










新型コロナウイルスの猛威が止まりませんが、クルーズ船に留め置かれている乗客にたいしての

対応が出ました。

旅行代金全額を払い戻し、さらには同等のクルーズを利用できるようにしてくれたようです。

軟禁状況の中で生活しているのは大変苦痛だと思います。

少しでも苦痛が緩和されるようにとの対応だと思います。

船内感染しないように気をつけなくてはいけませんが、来週までの期間がんばってほしいと思います。

まだ、インフルエンザも流行っていますので、体調管理に気を遣いましょう。


by jaogata | 2020-02-10 09:14 | JA大潟村の仕事

農業の村から since2011


by 組合長