田植準備完了
2024年 05月 13日
小雨の降る大潟村です。
皆さんも気を付けましょう。
急に水田農業がメタンガスの発生源になっているという話が出てきており、それを抑えるための
一方的な政策は軋轢を生み、農家が持続可能な経営ができなくなってしまいます。
代かき作業も進み、田植え前の準備が整ってきました。
今日の雨で一休みして、明日から田植が一斉にスタートします。
昨日から始めた方もいたようですが、風が強かったので中止した農家も多かったです。
明日からの天候が良さそうなので、事故無く田植えを終わらせましょう。
先週の金曜日は農政運動で上京しました。
与党の先生方がいろいろと説明してくれていましたが、「適正価格の提示」については総理が「やる」と
言ったのでそれに向けて動き出すと言われていました。
農家のための適正価格なのか、流通業者のための価格か、消費者のための価格か、難しいことがたくさん
ありますが、どうやら法制化に向けた動きになりそうです。
しかし、断言しなかったのはすべての品目でとは言わなかったので、ある品目だけの話になるかもしれません。
江藤さんも森山さんも与党の重鎮ですが、はっきりと法制化に向けた話をしたので見守りたいと思います。
この上京運動の最中に、クマの目撃情報が村から出されLINEで送られてきました。
しかし、これから田植もあり多くの人たちが田んぼで仕事をしているので、周りを気にしながら
仕事をしなくてはいけません。
機械が動いているとクマも簡単に近づいてこないでしょうが、早朝や夕方田圃の水回りなどで一人で
歩いているときなどは危険ですね。
十分気を付けながら仕事をしてください。
思い起こせば1年前、この会議に出席して帰る道でクマと激突しました。
【Youtube組合長ちゃんねる】
皆さんも気を付けましょう。
今回の基本法の仲にもありますが、環境政策も重視した政策を進めると言っています。
【日経新聞】
急に水田農業がメタンガスの発生源になっているという話が出てきており、それを抑えるための
政策が出てきました。
環境に配慮した農業を進めることには賛成ですが、それを取り組むことによる生産性の低下が
出てくることが問題となります。
さらに、それに対応するためのコスト上昇もありますが、環境に配慮していない農産物が輸入
されて日本市場を席捲しないような対応も国には必要だと思います。
それを進めてきたヨーロッパ農業も大騒ぎになっています。
【農業協同組合新聞】
一方的な政策は軋轢を生み、農家が持続可能な経営ができなくなってしまいます。
消費者にも十分理解してもらわないといけない問題ですが、農家もその政策によって経営が
どう変わってしまうのか見極めないといけません。
みんなで議論しましょう。
今年のたまねぎは、ベト病が蔓延し大幅な減収となりそうです。
しかし、残っているたまねぎもあるので防除はしなくてはいけません。
田植が明日から始まるので、その前に殺菌剤を散布しました。
2月が暖かく3月にまた雪が降ったことや、秋の時点でベト病に罹患していた可能性があるという
話もあり、今年の作付けに生かしていきたいと思います。
たまねぎが半分になっても散布する農薬量は同じなので、経費率が高まりますね・・・
東北全体にもベト病被害が出ているようなので、対応策の検討が必要になってきます。
各機関とも連携を取りながら進めていきたいと思います。
by jaogata
| 2024-05-13 09:30
| JA大潟村の仕事